大型ギャッベは自宅で洗わないで|濡れた重さと乾燥不足の臭い

クリーニングを終えた生成りギャッベの毛足。ベージュとグレーの帯状の濃淡、小さなモチーフが見える

大型の厚手ギャッベは、ご自宅で丸洗いしないでください。当店には、自分で洗ったあと、乾かしきれず動物のような強い臭いが出てしまったというご相談が多く寄せられています。水を含んだ重いギャッベを運び、内部まで乾かすには、それに対応した設備が必要です。

何十万円もする大切な一枚を、洗ってから乾かせずに困る状態にしてほしくありません。汚れを落としたいときは、濡らす前にクリノアへご依頼ください。約12年使われた約200×190cmのウールギャッベを例に、家庭洗いの難しさと、当店での洗浄・乾燥・仕上げをお伝えします。

自宅洗いの落とし穴は、濡らしたあとの重さと乾燥

2m級の厚手ギャッベは、水を含むと60〜80kgになるものも

乾いたギャッベを持ち運べることと、洗ったあとの一枚を扱えることは違います。当店の作業経験では、2m級の厚手のギャッベは、水を含むと60〜80kgに達するものもあります。毛足の長さや厚み、含んだ水の量によって重さは変わりますが、家庭で簡単に持ち上げて干せる重量ではありません。

浴室から出す、庭から運ぶ、裏返す、干す。洗ったあとには、その重さの一枚を扱う作業が待っています。大きなギャッベを自宅で洗う前に、この負担を考えてください。当店は、大判の絨毯を広げて洗う場所と、専用の乾燥設備を用意しています。

乾かしきれず、動物のような臭いが出る相談も多い

ご自身で洗ったギャッベの臭いに困り、当店へご連絡いただく方は少なくありません。厚い毛足の下には結び目や経糸・緯糸があり、表面だけを見ても内部まで乾いたとは判断できません。ベランダに置いたり、扇風機の風を当てたりするだけで、厚い一枚の乾燥を管理するのは難しいのです。

「とりあえず洗って、乾かなければ考える」という自宅洗いはやめてください。大切なギャッベは、最初から洗浄と乾燥を一緒に専門店へお任せください。

雨の日も晴れの日も、専用乾燥室で仕上げる

当店では、季節や天候を問わず専用乾燥室で乾燥環境を管理しています。3台の除湿設備と送風システムを備え、温度・湿度を365日継続して記録しています。雨の日だけの特別対応ではなく、日々のクリーニングを支える設備です。

送風によって絨毯から出た水分は、室内の空気へ移ります。その水分を除湿設備で取り除き、乾かせる環境を保つことが重要です。風を当て続けるだけで終わらせず、室内の湿気まで管理します。

複数枚を同時に乾かす場合も、通常24時間以内に乾燥を完了します。

毛足や織りに水分を長時間残さず乾かすことが、当店のこだわりです。雨の時期でも、安心してご依頼ください。

通常24時間以内は乾燥工程の時間です。お預かりから返却までの納期は、お見積もり時にご案内します。

約12年使った長い毛足のギャッベを丸洗い

今回お預かりしたのは、リビングで約12年使われた約200×190cmのウールギャッベ。生成りの明るい地色に小さな柄が入り、長い毛足が特徴の一枚です。長年使ったギャッベは、見た目から想像する以上に汚れています。この一枚も、毛足の汚れをしっかり落としました。

表面を手ブラシで洗い、裏面も洗浄

表面には水と洗剤を行き渡らせ、長い毛足を手ブラシで洗いました。さらに裏返し、裏面も機械を使って洗浄。大判の一枚を広げ、表裏の両方を洗っていきます。

泡を含んだ長い毛足を手ブラシで洗うウールギャッベ
表面の長い毛足を手ブラシで洗浄。ご家庭では扱いにくい大判の一枚も、洗い場で全体を洗います。

水を流してすすぎ、泡と汚れを外へ

洗浄後は泡や水分をかき出し、水を流してすすぎました。毛足の間に広がった洗剤と汚れを、一枚全体から外へ送り出す工程です。洗う場所に加え、十分にすすげる環境までそろえて作業します。

生成りのウールギャッベに水を流し、毛足に広がった泡をすすいでいる
一枚全体に水を流すすすぎ工程。泡と一緒に汚れを外へ流します。

リンス剤の量を計算し、長い毛足を仕上げる

今回は毛足が長いため、リンス剤の使用量を計算し、まんべんなく施しました。毛足の汚れを落としたうえで、一枚に合わせて仕上げの処理を行います。その後は専用乾燥室で乾かし、きれいに仕上げました。

「長く使ったから、もう洗っても意味がない」と思わず、丸洗いをご依頼ください。今回のように、毛足についた汚れを落として使い続けられる一枚があります。

グラデーションは消さず、汚れを落とした仕上がり

このギャッベのグレーや茶色の帯は、もともとのグラデーションです。洗っても消えません。生成りの色の重なりと小さな赤・青のモチーフを残し、毛足の汚れを落として仕上げました。

仕上げ後のギャッベを近くから見た様子。生成りの毛足と赤・青の小さな柄が見える
クリーニングを終えた毛足。もともとの生成りのグラデーションはそのままです。

ご依頼は、ギャッベを濡らす前に

ご自宅で予洗いする必要はありません。そのままの状態で、当店へご依頼ください。まず料金を知りたい方は簡単見積もりへ、シミや臭いなどを職人に見てほしい方は写真付きの相談フォームへお進みください。

  • 全体写真とサイズ:絨毯の種類・大きさを確認するために必要です。
  • 汚れの接写:シミや毛足など、気になる箇所を撮影してください。
  • すでに自宅で洗った場合:洗った日、使った洗剤、現在も濡れているか、臭いが出ているかをお知らせください。

よくある質問

晴れた日に庭で洗えば、乾かせますか?

大型の厚手ギャッベは、ご自宅で丸洗いしないでください。晴天でも、濡れた重さと織りの内部まで乾かす難しさは残ります。何十万円もする大切な一枚に、乾かせないリスクを負わせる必要はありません。

自分で洗ったあと、動物のような臭いが出ています。

当店へ早めにご連絡ください。同じようなご相談は多く寄せられています。洗った日と方法、現在の湿り具合をお伝えください。状態を確認して、必要な洗浄と乾燥をご案内します。

雨の時期に依頼すると、乾燥が長引きますか?

当店は専用乾燥室で温度・湿度を365日管理し、通常24時間以内に乾燥を完了しています。晴れるのを待たずにご依頼ください。

長年使ったギャッベも、洗ったほうがよいですか?

はい、丸洗いをおすすめします。毎日見慣れた一枚も、想像以上に汚れています。今回の約12年使ったギャッベも、毛足の汚れをしっかり落としてきれいに仕上がりました。

重いギャッベの洗浄・乾燥は、クリノアへ

ご自宅で濡らす前にご依頼ください。洗浄、すすぎ、毛足に合わせた仕上げ、専用乾燥室での乾燥まで当店で対応します。

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色あせと汚れの違い、くすみを落とした施工事例

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