【クリーニング事例】15年使ったリビングのカーペット、ペットと暮らすご家庭の丸洗い

お客様のお悩み

今回ご依頼いただいたのは、リビングで15年間使い続けてきた機械織りのカーペットです。

「毎日家族が集まるリビングで使ってるんですけど、犬を飼ってるので汚れが気になって。掃除機はこまめにかけてるんですけど、やっぱり年数が経つとどうしても汚れが染み込んじゃってるみたいで.....」

15年という長い年月、毎日家族とペットが過ごすリビングで使われてきたカーペット。掃除機では取れない頑固な汚れ、ペットの体から出る皮脂、食べこぼし、ホコリなど
こういったものが少しずつ蓄積していくんですね。

特にペットと暮らすご家庭では、人間よりも低い位置で生活するペットの体から出る皮脂や臭いが、カーペットに付きやすいんです。これは普通の掃除ではなかなか取れないんですよね。

なぜ丸洗いコースをおすすめしたのか

今回のカーペットは機械織りで、手織りのものと比べると比較的丈夫な作りになっています。そして15年分の汚れがしっかり染み込んでいる状態。

こういう場合は、表面だけの簡易クリーニングじゃなく
〈カーペット全体を水でザブザブ洗う丸洗いコース〉が一番効果的なんです。

機械織りなら水洗いにも強いですし、繊維の奥まで入り込んだ汚れをしっかり洗い流すことができます。ペットの臭いの元になってる皮脂汚れも、水で洗うことで根本から取り除けます。

実際の洗浄工程をご紹介

それでは、実際にどんな風にクリーニングしていくのか、写真と一緒にご紹介しますね。

工程1：洗剤をかけて汚れを浮かせる

洗剤をかけて汚れを浮かせていきます

まず最初に、カーペット全体に専用の洗剤をかけていきます。この洗剤が繊維の奥に入り込んで、長年蓄積した汚れを浮き上がらせてくれるんです。

写真を見ると、真っ白な泡がカーペット全体に広がってるのがわかりますよね。この泡が汚れを包み込んで、繊維から引き離してくれます。

カーペットの模様は、中央に木のような柄があって、周りには幾何学模様の縁取りがあるデザイン。こういう模様の隙間にも汚れって入り込んでるので、しっかり泡を行き渡らせます。

工程2：ホースで水をかけてすすぐ

大量の水で洗剤と汚れを洗い流します

次は、ホースで大量の水をかけて、洗剤と一緒に汚れを洗い流していきます。

この時に出てくる水、最初は茶色く濁ってるんです。それだけ汚れが溜まってたってことなんですよね。15年分の汚れが、水と一緒に流れ出ていきます。

水をかけながら、カーペットの汚れもだんだんと綺麗になっていきます。

洗剤が残ってると、それが新しい汚れを吸着する原因になっちゃうので、ここは念入りに。水が透明になるまで、しっかりすすぎます。

工程3：汚れと水をかき出す

専用の道具で水分と汚れを押し出します

最後は、専用の道具を使って、カーペットに残った水分と汚れをかき出していきます。

カーペットの端から水を押し出すようにして作業します。この作業で余分な水分を取り除くと、乾燥時間も短くなるんです。

この段階になると、泡も汚れもなくて、縁の幾何学模様、中央の木の柄、全部がきれいになってるのがわかります。

この後は、しっかり乾燥させて、毛並みを整えて完成です。

お客様の声

このクリーニングのおすすめポイント

• 機械織りカーペットなので丸洗いに強い
• 15年分の汚れを繊維の奥から除去
• ペットの臭いの原因となる皮脂汚れもスッキリ
• 大量の水でしっかりすすぐので洗剤残りの心配なし
• 模様や色柄がくっきり蘇る
• 愛着のあるカーペットをまだまだ使える

まとめ

今回は、15年間リビングで使われてきた機械織りカーペットのクリーニング事例をご紹介しました。

長年使ってきたカーペットって、もう汚れが取れないんじゃないかと思いがちなんですけど、実はちゃんとクリーニングすればかなりきれいになるんです。

特にペットと暮らしてるご家庭では、定期的なクリーニングで臭いの元を取り除くことが大事なんですね。掃除機だけではどうしても限界があるので、プロの丸洗いクリーニングがおすすめです。

「捨てるにはもったいないけど、汚れが気になる...」そんなカーペットがあれば、ぜひ一度クリーニングを検討してみてください。思った以上にきれいになって、またしばらく使えるようになりますよ。