萩原ギャッベのクリーニング完全ガイド|丸洗いの実際の工程と料金
- 萩原ギャッベに適したクリーニング方法
- 実際の洗浄工程を写真付きで詳しく解説
- 200×200サイズのクリーニング実例と料金
- 手織りウールカーペットを長持ちさせるコツ
手織りのウールカーペット「萩原ギャッベ」のクリーニングについて、実際の事例をもとにご紹介します。
萩原ギャッベとは?
萩原ギャッベは、インドの職人が手織りで丁寧に作り上げるウールのカーペットです。
- 原産地: インド
- 製法: 手機織機でひとつひとつ丁寧に手織り
- 素材: ウール
- 特徴: ふっくら贅沢な踏み心地
インドの職人が一枚一枚、織り上げる萩原ギャッベ。太い毛足のざっくりとした風合いがハンドメイドの魅力を引き立てます。しっかりしているので、床に落ち着きやすく、ふかっとした踏み心地が特徴です。
実例紹介:4年使用した200×200萩原ギャッベのクリーニング
今回ご紹介するのは、萩原ギャッベのクリーニング事例です。
📋 クリーニング実例データ
- カーペットサイズ: 200cm × 200cm
- 原産国: インド(ギャッベ様式)
- 素材: ウール100%
- 使用年数: 約4年
- クリーニングコース: 丸洗いコース
- 料金: 税込29,900円
- 特記事項: 全国対応可能
このお客様は、引っ越しのタイミングで「長年使ってきたカーペットをきれいにして、新居で気持ちよく使いたい」というご希望でした。
プロの丸洗い|実際の洗浄工程を公開
ウール素材のカーペットは、適切な方法で洗浄しないと縮み・色落ち・風合いの劣化などのリスクがあります。
ここからは、実際にどのようにカーペットがクリーニングされるのか、工程ごとに写真付きでご紹介します。
【工程1】水で丁寧に湿らせる
工程1: カーペット全体を水で均一に湿らせます
まず最初に、カーペット全体を水で均一に湿らせる工程から始まります。
- 目的: ウール繊維を膨張させ、内部の汚れを浮き上がらせやすくする
- ポイント: 色落ちチェックをする
- 水温: 冷水
この段階で、カーペットの状態(色落ちの有無、繊維の劣化など)を確認しながら進めていきます。
【工程2】専用マシーンで徹底洗浄
工程2: 約80万円の業務用専用マシーンで洗浄中
次に、カーペットクリーニング専用のマシーンを使って、カーペットを洗浄します。
- 使用機材: 業務用カーペットクリーニングマシーン(約80万円)
- 洗浄方法: 回転ブラシで繊維の奥まで洗浄
- 洗剤: ウール専用の中性洗剤を使用
- 効果: 手洗いでは届かない繊維の奥の汚れまで除去
家庭用のカーペット洗浄機とは異なり、厚みのあるカーペットの奥深くまで洗浄液を浸透させ、汚れを浮き上がらせることができます。また、ウール素材を傷めない適切な圧力と回転速度で洗浄を行います。
【工程3】汚れを徹底的にすすぎ流す
工程3: 洗剤で溶かした汚れを大量の水で流します
洗浄で浮き上がった汚れと洗剤を、大量の水で徹底的にすすぎ流します。
- 目的: 臭いや汗汚れを除去
- 重要性: 洗剤が残ると、後々の汚れの原因や変色の原因になる可能性がある
- 方法: 水が透明になるまで何度も繰り返しすすぐ
この工程で、繊維の奥に潜んでいたホコリ、皮脂、ダニの死骸、食べこぼしなどの汚れがすべて洗い流されます。
【工程4〜6】脱水・乾燥・仕上げ
すすぎの後は、以下の工程を経て仕上げます。(写真は省略)
- 脱水: 専用機材でウールを傷めないよう適切に脱水
- 乾燥: 平干しまたは専用乾燥室で自然乾燥に近い状態で乾燥
- ブラッシング・検品: 毛並みを整え、仕上がりを確認
✨ クリーニング後の仕上がり
プロのクリーニング後は、鮮やかな色と、ふかふかとした感触が戻ります。臭いもすっきりと取れます。
※仕上がりは、カーペットの状態や使用年数によって個体差があります。
料金について|200×200サイズの実例
今回ご紹介したカーペットクリーニングの料金は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイズ | 200cm × 200cm |
| コース | 丸洗いコース |
| 料金 | 税込 29,900円 |
| サービス内容 | お預かり、洗浄、乾燥、仕上げ、お届けまで |
| 配送 | 全国対応可能 |
上記は200×200cmの実例です。お持ちのカーペットのサイズや状態、コース内容によって料金は変わりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
Q1. 家で洗濯機で洗ってはダメですか?
A: 推奨できません。ウールカーペットは厚みがあり、濡れると非常に重くなります。家庭用洗濯機では以下のリスクがあります。
- 縮みや型崩れ
- 色落ち、色移り
- 繊維の損傷
- 完全に乾かせず、カビや悪臭の原因になる可能性
Q2. どれくらいの頻度でクリーニングすべきですか?
A: 使用状況にもよりますが、一般的には2〜3年に1回が目安とされています。ただし、以下のような場合は早めのクリーニングをおすすめします。
- ペットを飼っている
- 小さなお子様がいる
- 食べこぼしなどのシミがついた
- 臭いが気になる
Q3. 引っ越しのタイミングでクリーニングできますか?
A: はい、可能です。お預かりの住所と、お届けの住所が異なる場合でも対応しています。引っ越し前にお預かりし、新居にきれいになったカーペットをお届けすることもできます。
Q4. クリーニングにどれくらい時間がかかりますか?
A: 洗浄自体は1日で完了しますが、しっかりと乾燥させる時間が必要です。乾燥不足はカビや臭いの原因になる可能性があるため、通常はお預かりから1〜2週間程度を目安にしています。(繁忙期や天候により前後することがあります)
Q5. 萩原ギャッベは家で洗えませんか?
A: 小さなサイズ(玄関マットサイズなど)であれば、ご家庭の洗濯機で脱水できる場合もあります。ただし、200×200cmなどの大きなサイズは、濡れると非常に重くなり、家庭用洗濯機では対応が難しい場合が多いです。プロのクリーニングなら、適切な脱水・乾燥設備で安全に仕上げることができます。
まとめ:大切な萩原ギャッベを長く使い続けるために
萩原ギャッベは、手織りのウールカーペットとして正しいメンテナンスをすれば長く使い続けられる素晴らしい敷物です。
今回ご紹介した丸洗いは、
- ✅ カーペットの風合いを損なわない可能性が高い
- ✅ 繊維の奥の汚れまで徹底除去を目指す
- ✅ 色鮮やかさを取り戻すことが期待できる
といった効果が期待できる、ウールカーペットに適したクリーニング方法です。
「そろそろクリーニングした方がいいかな?」と感じたら、それがクリーニングのタイミングです。特に、引っ越しや季節の変わり目は、カーペットをリフレッシュする絶好の機会です。
全国どこからでもお預かり・お届けが可能です。お住まいの地域に関わらず、まずはお気軽にご相談ください。
大切なカーペットを、プロの手で美しく蘇らせてみませんか?